*** 続き。 ***



でも…。
置き去りにしてしまった事を、酔いも覚めた深夜に思い出し、慌てて物置小屋に走り救出する事で…破裂は免れたのだけど…。



今度は、その凍る直前の「シャリシャリビール」が気になって仕方ない。



そう…フローズンビール初体験だったのだ。



私の妄想は膨らむ…。

あの、美味しいビールがシャーベットになったのだ…。
気分はフローズンカクテルのように…。

あのキレを残しつつも、味わいのあるビールが…?!

なんて今、思えば…バカね〜私(^^ゞな期待を胸に…缶を開けた。



当然…呑むにも中身がシャーベットになっている為、出てこない。
う〜ん…(-_-;)唸りながら夜中に独り…台所で缶切り片手にキコキコ…。



ぐるりと缶を開け、滴る涎を抑えつつ…スプーンをシャーベットなビールに突き刺し…。



…食べた…。



シャリ…シャ…。
………(゜∀゜;)アハ…。



感想は述べるまでもなく…。

私の妄想は見事打ち砕かれ、一口頂いただけで…私は無言になり缶にラップをかけ冷蔵庫に一時保管…。

という事になった。



…翌日…。



恐る恐る冷蔵庫に保管されたヤツを見ると、一応な液体へと復活を遂げていたのだが…。

その液体について妄想する気力は既になく…苦い薬を呑むが如く、私の別腹に納まったのである。



…そんなフローズンビールの夏の初体験は…。

いまだ私の記憶の片隅にあり、いくら酔っぱらっても冷凍庫から取り出しておく事を忘れなくなりましたとさ。



おしまい。

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